今回紹介するのは、ちょうちんです。
卵黄付きのこの部位は、きんかんと同じく、もちろん成長した雌鶏しか取れない部位です。
牛・豚のモツ類ではあり得ません
。
4つの部位をずらりと繋げたままの状態がちょうちんです。
球形は卵胞。串には左から卵巣・せぎも・卵管が刺してあります。
4つをいっぺんにほお張る豊穣感こそ、この串の持ち味です。
卵胞が一気にはじけて卵黄が口に広がるなかで、脂を含んで濃厚なせぎもがキッチリと存在感を示します。
タレも含めてすべての味が混じり合う精妙さ、これこそ甘い生命の饗宴です。
当然この串1本が1羽分です。
ぜひ、ご堪能下さい。