トマト、ミニトマトの特性、品種、栽培方法、収穫、病害虫は?

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トマト、ミニトマトの栽培ポイントって?
・ナス科は連作しない
・肥沃な場所に変える
・病害虫を防ぐ
・盛夏前に育て終える

■特性
一年じゅう出回っていますが、盛夏が旬の夏野菜です。原産地は南アメリカのアンデス地方で、高温と日当たりを好みます。最近は特に、トマトの赤色のもととなっているリコピンが、抗酸化作用の強い栄養素として注目を浴びています。生食だけでなく、さまざまに加工して使うことも多くなっています。
■品種
生食する品種として、夏に収穫する「大型福寿」「強力米寿」など、家庭菜園では病気に強い品種を選びます。ほかに、「ホーム桃太郎」「ホーム桃太郎EX」なども人気があります。中玉は「フルティカ」「ルイ60」、観賞用にもなるミニトマトでは、高性種の「ぺぺ」「ミニキャロル」など、矮性種の「タイニーティム」「レジナ」などがあります。

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トマトの栽培方法は?

苗の入手
品種が多いので、ラベル表示が信用できる店で苗を購入します。色のよい大きな本葉が8~10枚ついた、がっしりとした苗を選びます。

植え場所
日当たりとは水はけがよく、肥沃な場所を選びます。ただし、トマトを含め、ナスや、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモなど、ナス科の野菜はつづけてつくると、連作障害といって、病気を引き起こしやすくなります。違う科の野菜を植え、4~5年は間をあけるようにします。
植えつけ2~3週間前に、1㎡あたり2握りの苦土石灰をまいてよく耕しておきます。畝幅を80㎝にして中央に深さ20~30㎝の溝を掘り、1株あたり堆肥1㎏、化成肥料か乾燥ふんなど1握りずつを施して軽くまぜます。土質は適度に水分を含むものがよいので、火山灰や砂質土では、あらかじめ堆肥などの有機物をたっぷり施し、植えつけ後は敷きわらなどをします。

植えつけ
気温が安定するゴールデンウイークのころ、暖かい日の午前中に植えつけます。50~60㎝間隔で苗のロボットより広く浅く掘った穴に、根鉢をくずさないようにして苗を植えます。苗をすえたら、掘った土を寄せるようにして軽く押さえ、苗を安定させます。このとき、2条植えの場合は花房が通路側に、1条植えも左右どちらかに花房がそろうよう苗の向きを決めて植えると、収穫がしやすくなります。

支柱立て
植えつけ後、浅植えになるので根元から少し離れたところに1.5~2mくらいの支柱を立てます。2条植えならやや長めの支柱を使い、外側に立てて1.5mほどの高さで交差させて合掌式にします。いずれも、横に棒を渡して頑丈にしておきましょう。たっぷり水やりをしたら、軽く引っぱるように誘引してビニタイなどで留めておきます。

敷きわら
畝全体を敷きわらなどで厚くおおいます。これは乾燥防止のためですが、雨のはね返りを抑えるので、病害虫防除にも効果が期待できます。植えつけ前にポリマルチ(黒色、緑糸)をする方法もあります。

脇芽摘み
トマトは脇芽もよく伸びますが、実の数を制御して栄養分を行き渡らせるため、家庭菜園では中心の1本のみを伸ばす1本仕立てにします。出てくる脇芽は見つけしだい、指でかきとるか、ハサミで切り落とします。

追肥
2~3週間ごとに2~3回、1株あたり1握りずつ油かすや魚かすなどを施して軽く漉き込み、根元に土を寄せます。

摘芯
本葉8~9枚目に最初の花房をつけたあと、下のほうから順に本葉2~3枚ごとに花房がふえます。第2花房がつくころまでに、冷風に当たったり肥料不足になったりすると、花が落ちることがあります。落花防止と着花促進のためにトマトトーンなどのホルモン剤を利用するための手です。第5花房まで残し、それより上は葉2~3枚を残して芯を摘みます。

ミニトマトの栽培方法は?

7号深鉢(矮性種は5~6号鉢)と水はけ、水もちのよい用土、緩効性化成肥料を用意します。用土は赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2、軽くしたいならピートモス4:バーミキュライト4:川砂2に苦土石灰をまぜたものなどにします。鉢底に発砲スチロールなどを入れ、用土を少し入れたら、根鉢を軽くほぐして苗を植えつけます。
乾燥に気をつけて水やりをし、梅雨明けからは腐葉土を2~3㎝の厚さに敷きます。
葉丈が20㎝を超えたところに支柱を立て、高性種は第2花房が結実したところで摘芯し、第1花房のすぐ下の脇芽1本を伸ばし、ほかの脇芽は摘みます。これを3段行ったら芯を止め、それ以上大きくしません。結実後は液体肥料を週1回、化成肥料の置き肥を月2回施し、葉面施肥専用スプレーを10日ごとに散布します。

■収穫
盛夏の高温乾燥は落花したり、病害虫の発生がふえたりするので、植えつけ後はできるだけ早く成長を促すのがコツです。収穫は開花後、45~50日で十分に赤くなったものから行います。実を横向きにするだけで簡単にとれます。
食べきれない分は、ジュースや煮詰めて裏ごししてピューレにします。ピューレはできたてを、20分ほど蒸し器で消毒した熱い保存びんに入れ、ふたをゆるめにして再び蒸し器に15分。冷ましてからふたを閉め、冷蔵庫で保存します。

トマト、ミニトマトの病害虫は?

梅雨期ごろから葉、茎、果実が枯れる疫病には、ダコニール、ダイセン、オーソサイドなどを散布。ジャガイモから離してつくること、過湿と乾燥を防いで雨のはね返りを抑えるマルチングや敷きわらなども効果があります。しおれて立ち枯れ状態になるのは、青枯病や萎凋病で、いずれも根から起こります。
土の消毒は不十分になりやすいので、ナス科の連作を避け、耐病性のある品種を選ぶようにします。葉が縮れる、針のようにとがる、モザイク状の斑点ができるなどのモザイク病は、株ごと焼却処分するしかありません。害虫はアブラムシ防除をします。

トマト、ミニトマトの栽培の手順は?

1 信頼のおける店で品種名を確認して入手。状態のよい本葉が8~10枚ついたものがよい。

2 50~60㎝間隔で植えつける。地温が低いので、ポリマルチをするほうがよい。

3 初めから本支柱をたててもよい。根を傷つけないよう苗から少し離して差し込む。

4 1.5㎝の高さで交差させた合掌式支柱が、収穫しやすく倒れにくい。茎が太るのでゆるく留める。

5 たくさん芽を伸ばすと、養分が分散してしまう。脇芽かきは早めに、こまめに行うのがコツ。

6 第1花房の実がピンポン玉になってからは、追肥、中耕、土寄せを2~3回繰り返す。

7 必要な茎だけを残し、少ない実に栄養を集中させると生育もよくなる。全体に鳥よけのネットをかけたところ。

8 実をねらって鳥もやってくる。果物のネットなど身近にあるものを利用して病害虫を防ぐ。

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