今回紹介するのは、チレです。
脾臓(血中の異物や細菌を捕らえるなどの働きをする内臓)です。
シコっ、ムニッとした食感はレバーに似ているが、レバーよりもやや水気が少なく、味にも多少クセがあります。
そのクセを赤身に付着した網脂の甘さがトロっと迎え、同時に全体の味わいをグッと引き立てているのが、チレのチレらしいところです。
網脂は内臓の表面を覆っている薄い網目状の脂肪層のことです。
脂肪の少ない肉を調理する時によく使われ、フランス・中国料理では定番の料理です。
挽肉などを包んで焼いたフランス料理のクレビネットはよく知られています。
ぜひ、ご堪能下さい。