手羽先の部位の違いは?
・手羽先
鶏肉の羽の先の部分で、ゼラチン質(コラーゲン)と脂肪が多く肉は少なく、から揚げ(垂れを塗って塩,胡椒,胡麻等を振り掛けたパリパリの食感)や煮込み以外に、(味が濃厚なので)出汁にも適しています。
・手羽中
手羽先の一部で、先端部を関節より除いた部分で肉はやや少なく、煮物(御田)や,(骨の端に)肉を袋状に丸く裏返したチューリップ(チキン)は空揚げ等にします。
・手羽元
ウイングスティックともいわれ、胸肉に近く脂肪が少なく肉のボリューム感もあり柔らかいのが特徴でから揚げ(骨付き唐揚げ)や煮物,炙り焼き等にして食べます。
人と対比すると肩から肘までが手羽元で、肘から指先まで(腕の部分が手羽中)が手羽先に当ります。
手羽先はコラーゲンが豊富なの?
手羽先には、女性に嬉しいコラーゲンがたっぷり含まれています。
コラーゲンとは、動物の結合組織の主要なたんぱく質で、食物繊維の仲間でもあります。
加熱することでゲル化します。
体を構成するたんぱく質の30%~40%くらいをコラーゲンが占めているそうです。
皮膚真皮の繊維成分の約90%がコラーゲンであり、骨・軟骨・腱や胃・腸・血管壁等もコラーゲンが必要です。
体内で、細胞と細胞をつなぎ合わし、細胞が活動しやすい環境をつくり出す役割をしています。
そのほかにも、女性が気になるお肌のシワに効果的という事が知られています。
皮膚組織は水分を除くと70%がコラーゲンのようです。
艶やかなお肌やハリ、髪の毛の艶を作るには必要なものだといえるでしょう。
今では、化粧品に多く含まれており、コラーゲン配合と表示されている商品に
心惹かれる方も多いのではないでしょか?
みずみずしいハリのあるお肌を保つ為に、酸素や栄養を皮膚に共給し、皮膚の
老廃物を取り除いてくれます。
コラーゲンが不足したお肌は水分量が減少して、老化が進行してしまいます。
更に、目の健康も守ってくれ、視力を良くする作用もあります。
水晶体や角膜にも存在しており、老眼や目の疲労の改善、白内障の予防にも効果的です。
コラーゲンは、骨にカルシウムが定着するのを助けたりする効用もあります。
最近では、がん予防物質として、効果が期待されているようです。
手羽先のレシピを紹介!!
手羽先の甘辛風
<材料>
手羽先 :200g
油 :大さじ3
○しょうゆ :大さじ4
○にんにく :1かけ
○酒 :大さじ2
○ごま :大さじ2
○みりん :大さじ1
○砂糖 :大さじ2
○はちみつ :大さじ1
<作り方>
1. 手羽先は小麦粉を薄くまぶします。
2. 多めの油をしき、手羽先を並べて火をつけフタをして
中火で蒸し焼きにしてじっと待ちます。
3. フタを開けて皮の色が白くなったら裏返してフタをして中まで焼き
綺麗な焼き色がつくまで焼きます。
4. 丸めたキッチンペーパーで出てきた油を染ませて拭き取り、フライパンを
綺麗にします。
5. ○の調味料を合わせて入れてサッと火を入れてフライパンをゆすり止め
皮をパリッとさせて完成です。