鰆の特徴は?栄養素がいっぱい?活用方法は?

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鰆の特徴は?

「魚」へんに「春」と書く「鰆(さわら)」は、まさに春を告げる魚です。コクのある白身がとてもおいしい魚ですが、なかなか食卓に登場しない、あまり食べる機会がないという方も多いのではないでしょうか?
定番の西京焼きだけではもったいない!鰆の魅力に迫ります。

「鰆(さわら)」は、字のとおり春になると産卵のために沿岸を通りかかり、人目に付きやすくなることから名づけられたと言われています。店頭では切り身で売られていることが多いですが、ほっそりとしたスマートな体形から「狭(さ)腹(わら)」と名付けられた、とも言われています。成長した鰆は1メートルほどになりますが、成長に伴って呼び名の変わる出世魚で、50〜60センチ以下の若魚は「狭腰(さごし、東日本ではさごち)」と呼ばれています。

鰆は栄養素がいっぱい?

身の見た目は白っぽい鰆ですが、実は鯖(サバ)の仲間。肉食性でイワシやサンマを食べ、鰆の脂肪分は注目の栄養素であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)を含んでいます。DHAやEPAは、脳を活性化させると言われ、記憶力や学習能力の向上が期待できるので、特に育ちざかりの子どもにおススメの栄養素です。また、体内の余分なナトリウム(塩分)を体外に排泄すると言われるカリウムが多く含まれるのも特徴。高血圧が気になるお父さん・おじいちゃんから子どもまで、鰆は家族揃っての食卓に積極的に登場させたい食材です。ただし、あっさりした味わいの割には、意外に脂肪分が多く含まれているので、体重が気になる方は食べすぎないようにご注意を・・・!

鰆の活用方法は?

クセのない味わいの鰆は、新鮮ならば酢でしめ、シンプルな焼き魚にしたり、揚げて中華風の味付けにしたり、トマトソースで軽く煮込んだり、いろいろな調理法や味付けでおいしくいただけます。切り身で売られている時は、切り口の血合いの部分(真ん中の赤い部分)の色の対比がくっきりとしているものほど新鮮です。水分が多い魚のため、日持ちがあまりしないので、買ってきたらできるだけ早く調理するようにしましょう。調理する前に軽く塩を振っておくと、よけいな水分が抜けて身がしまるので、ぜひ一手間かけて。すぐに食べない場合は、みそ漬けにしておくと、10日ほど日持ちさせることができます。身が柔らかい魚で、皮もはがれやすいので、調理する時は丁寧に扱ってください。

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