今回、紹介するのは、リードヴォーです。
別称のシビレは、英語で「仔牛の胸腺、膵臓」を意味するSweetbreadから来ています。
一方リードヴォー(Ris de veau、仏語)は、
仔牛の胸腺(ミルクを飲んでいる時期に必要とされ、成長につれて失われる気管)それも厳密には乳飲み仔牛(ミルクだけを飲んでいる時期の仔牛、
また離乳期を過ぎてもミルクだけで育てられた仔牛)の胸腺のみをいいます。
膵臓と胸腺は別の気管なのに、シビレには胸腺の意味もあるからややこしいです。
わずかにミルクの香りを含む、このあまりにも濃厚なふくよかさ、上品な脂が濃蜜です。
表面はカリカリに中はふんわり感を残して焼くのがいいです。
ぜひ、ご堪能下さい。