今回紹介するのは、おっぱいです。
いうまでもなく乳房のことです。
使用するのは、成長した若い大型の雌豚の乳房のみです。
淡いピンクの美しい肉は、生命の豊饒さをふと思わせるようで、いかにもストレートな、かつ愛着を感じさせる「おっぱい」の名にふさわしいです。
脂肪が多い肉質はやわらかいが、見た目以上にプリプリの弾力と歯ごたえがあって意外に噛み切りにくいため、写真のように小さめに切り分けます。
薄い味の奥に、しっかり噛みしめないと気づかないの、ミルクの匂いがかすかに隠れています。
心と舌を子供に戻して、ひそかな味を探りたいです。
ぜひ、ご堪能ください。