今回紹介するのは、豚タンです。
豚タン(舌)は牛タンに比べてずっと小さく、脂肪もこくも少なくてあっさりしています。
先端よりも根もとのほうがやわらかく脂肪が多いのは、牛タンと変わりません。
血を丁寧に抜くなど下処理をきちんとすることで、臭みが抜けて味わいが増します。
下処理が済んだらタンもと部分を切り離します。
正肉よりもビタミンA・B2、鉄分、タウリンを多く含み、高栄養で低カロリーです。
薄切りが普通だが、上質のタンなら写真のような厚切りもOKです。
バター焼き、網焼き、シチューにも向いています。
豚タンとは
したゆでしてまだ熱いうちに表面の皮をむき、それから調理するのが一般的です。
上質のタンなら皮をつけたまま供することもあります。
(上掲写真の豚タン、タンもとはいずれも生です)。
歯ごたえがあり、普通は薄切りにするが、写真の一品は上質・新鮮な豚タンならではの厚切りです。
さくさくの歯切れと丸みのある食感がすばらしいです。
たんもととは
豚タンの付け根をいい、やわらかくて脂肪も十分。1頭から約50㎏、この写真の量くらいしか取れないです。
さっと炙る程度に焼けば硬くならず豊かな肉汁も楽しめます。
刺身にも最適の、売り切れ必至の超人気部位です。
ぜひ、ご堪能ください。