居酒屋や焼鳥屋に行くと鶏串のメニューを見かけます。この焼き鳥(串もの)のメニューで人気があるのが「ぼんじり串」です。それでは、この「ぼんじり」ですが、鶏のどの部位なのか、あるいは食感や味はどうなのかが気になるところです。
焼き鳥のぼんじりは貴重な部位?
ぼんじりの部位は、ぼんじりは鶏の尻尾に当たる部分です。
ぼんじりは、鶏の尾骨の周りの肉なので、ほんのわずかしか取れない部位です。
そして、ぼんじりの三角部分の突起部分は、筋肉が発達しているので味は格別です。
ぼんじりは、三角の形状から「さんかく」という呼び方や、
鶏の尻尾であることから「テール」などと呼ばれています。
他には、「ぼちぼち」や「ごんぼ」など様々な呼び名があります。
ぼんじりの味や食感は?
雄の尻尾は「ぼんじり」、雌は「みさき」とも呼ばれ、区別する場合もあります。
雌は卵を産むのでおしりの筋肉が雄よりも発達しているため、プリプリとした食感でコラーゲンたっぷりです。
また、ぼんじりは、鶏の部位の中でも最も脂がのっていて、鶏のトロと言えるほど、
ジューシーでとろけるような口当たりです。
ぼんじり串は、しっかり焼くと外側がカリッと、内側はジュワッとでとっても美味しいですよ。
ぼんじりの栄養カロリーは?
ぼんじりの栄養カロリーが気になるところです。スバリ、ぼんじりの100gあたりのカロリーは423Kcalです。
以下に焼き鳥種類別1本のカロリーを紹介します。
ねぎま(35g) タレ80Kcal 塩72Kcal
もも(45g) タレ97Kcal 塩89Kcal
ぼんじり(30g) タレ113Kcal 塩107Kcal
つくね(45g) タレ91Kcal 塩83Kcal
レバー(30g) タレ41Kcal 塩33Kcal
はつ(30g) タレ72Kcal 塩64Kcal
軟骨(45g) タレ32Kcal 塩24Kcal
砂肝(35g) タレ42Kcal 塩34Kcal
皮(30g) タレ161Kcal 塩153Kcal
手羽(50g) タレ113Kcal 塩105Kcal
(引用:https://welq.jp)
ぼんじりは、他の焼き鳥と比べると皮の次にカロリーが高いことがわかります。
しかし、糖質の面からいえば、ぼんじりの糖質はかなり低いです。
ぼんじりの栄養ですが、ぼんじりには、ビタミンKが多く含まれています。
ビタミンKは血液凝固やカルシウム代謝を補助し、骨を強くする働きがあります。
また、コラーゲンによる美肌効果も期待できるといわれています。
脂ののったぼんじりは、レモンとの相性がとても良く、焼き鳥のぼんじりにかけるのはもちろん、輪切りのレモンがたくさん入った「ぼんじりレモン鍋」という料理もあるそうです。
レモンに含まれるビタミンCは、コラーゲンを安定させるために重要な栄養素です。
ぼんじりとレモンの組み合わせは、ぼんじりの味を引き立てるだけでなく、ぼんじりに含まれるコラーゲンの効果を高めるのにも有効といえるのではないでしょうか。